スピークナチュラルは話すことに特化した初心者向けの教材です。

はやりの聞き流すだけの教材を使って話せるようになるにはかなり時間がかかります。(聴いているだけでアウトプットの練習をしていないので当然だと私は思います。)

スピークナチュラルは、聴くだけではなく話す訓練をするような流れになっていて、初心者が英語で話せる感覚が分かるようになるのに非常に適した教材だと思います。

初心者向けの超短、超スロースピーキング

スピークナチュラルは、しっかりと聞き取ることで、話せるようになることを目指しているので、音声のスピードは超スローです。

聞き流しの教材のように、「なんとなくしか分からない」という状態にはならず、しっかりと頭に残るスピードです。

さらに、文章に使われる英語単語は5〜7個程度です。

映画等を見ているとペラペラと話していて、とても複雑な英語を話しているように見えるかもしれませんが、実は会話に使われる英語は単純で、非常に短い文章で構成されている事が多いです。

日本語でも日常会話ではそんなに長い文章を話す事はないと思います。

長い文章を話すよりも、会話では受け返しのリズムが重要で、5〜7個の単語というのは、初心者に分かりやすいだけではなく、英会話を学習するのに理にかなった学習法と言えます。

話す事に特化

よくある英語の教材はインプット型になっていると思います。

それは、本やCDを使わざるを得ない教材の特質上、リーディングやリスニング重視になりがちであり、その方が制作側も作りやすいからだと思います。

そのため、多くの英語教材は「英語⇨日本語」の順番で進められます。

スピークナチュラルは反対で「日本語⇨英語」の順番で構成されていて、日本語を聞いた後に「英語でどう言うか」を考えられるようになってます。

まさにアウトプットの訓練ができるように考えられているわけです。

また、スピークナチュラルでは文法の勉強はしません。

文法を意識することで会話のリズムが損なわれることを

まさにアウトプットの訓練ができるように考えられていて、瞬時に英語を考える力が身に付き、会話の受け返しのリズムを養う事ができます。

メリット・デメリット

スピークナチュラルは英語がペラペラになりたい人向けの教材ではありません。

中級者以上がこの教材で勉強し続けても、ある程度上達すると物足りなさを感じると思います。

あくまで、初心者向けと考えてください。

一方で、面倒な文法が無い事や、リスニングが聞き取りやすい事、話す事に特化した教材である事から、日本人が弱いと言われる英会話をする感覚を養う事ができ、初心者にとっては非常に良い教材と言えます。