大体「先行詞が物の場合は which か that、場所の場合は where」って覚えていると思うけど、この理解だとTOEIC文法問題ではやばい。

例えばこの問題はどっちが正解でしょう? (TOEICの問題ではなくて、わたしが作った問題)

We went to ABC Park ____ we like.

A. where
B. which

正解は B. which。ABC Park は場所なんだけど、それよりも関係詞の後ろの節に注意する。関係詞節で主語や目的語になっているならば、which (それかthat)を使う。今回の例だと、ABC Parkは目的語なので whichが正解。

逆に where を使えるのは、関係詞節で場所を表す副詞句 (at ABC parkとか) になっている場合。

We went to ABC park where we had gone three years before.

関係詞を使わないと、この文は

We went to ABC park. We had done to ABC park three years before.

となって、to ABC park の部分が副詞だから、関係副詞の where を使う。

先行詞が関係詞節の中で何になっているかが重要。名詞になっているなら関係代名詞。副詞になっているなら関係副詞。

また問題、これはどれが正しいでしょう?

We went to ABC Park to ____ we had gone three years before.

A. where
B. which

正解は B. which. 関係詞の前に to があって、 to + 関係代名詞で副詞の役割になる。

ちょっと難しいよね。そこでとっても簡単な見分け方を教えてもらったよ。

関係詞の後に文法的に完全でない文が続いていたら関係代名詞。関係代名詞は名詞だから、主語か目的語か、前置詞の後にくるかどれか。この場合、名詞がないと完全な文にならないから、which か that だってわかる。

完全な文が続いていたら関係副詞。だって関係副詞は「副詞」だから、ないと意味はわからないかもしれないけど、文法的には完全。その場合は where とか when とかだってわかる。

わたしにはこの説明が一番わかりやすい。

「DMM英会話でTOEIC文法対策」レビュー記事一覧
DMM英会話でTOEIC文法対策をやってみた
1. 名詞・冠詞編
2. 代名詞編
ちょっと息抜き
3. 形容詞編
4. 副詞編
5. 比較編
6. 動詞と前置詞編
7. 時制編
8. 助動詞編
9. 受動態編
10. 不定詞・動名詞編
11. 分詞編
12. 関係詞編
関係詞編1 先行詞が「場所」の場合の関係詞
関係詞編2 which か that はどっちでもいい?
関係詞編3 先行詞 + which (that) は what で置き換えられる
関係詞編4 先行詞が省略されることがある関係副詞 where, when
関係詞編5 先行詞が人の場合は who, whom を使うけど例外もある
関係詞 まとめ
13. 仮定法編
14. 接続詞編
15. 倒置編
TOEIC文法を2ヶ月続けた感想