アメリカや海外のお酒の飲み方

ビール

今日はお酒にまつわる話です。

日本では金曜の夜ともなると、学生やサラリーマンで繁華街が賑わいますね。

アメリカでは日本ほど酔っ払いを見ません。

そもそも体質的にお酒に強いということもありますが、社会人はあまり深酒せず、仕事帰りなどは一時間位ですぐに帰っちゃいます。

逆に、ぐでんぐでんの人を見ると、ちょっと普通とは違う恐い印象を受けるくらいです。

学生はクラブで騒ぎます。そこではビールの他、テキーラなどの強いけどサッパリしたものが好んで飲まれてます。

法は厳しく、お酒を飲むお店への入店や、お酒の購入に免許証提示などの年齢確認がよく行われます。

まあいっかでは済まず、免許やパスポートを持ってない場合は飲めません。

アメリカではお酒は21歳からですが、21歳未満の人は「自分はお酒は飲まない」とハッキリ言います。裏ではわかりませんが。

日本では20歳からですが、実際は大学に入ると結構ナアナアなところがあるかと思います。

また、野外等の公共の場でお酒を飲むことは禁じられてます。

ですので、道端にお酒の空き缶や空き瓶がよく落ちてる地域は治安が少し気になったりもします。

お店での飲み方について、日本ではつまみながらお酒を飲みますが、アメリカではあまりつまみません。

お酒を飲む時は飲み、食べるときは食べる、とハッキリ分かれています。

お腹が減っている人は自分の食べる分を頼んで、飲みながら料理を待ち、料理が来たら一気に食べてしまう。食べない人は食べない。そんな感じです。

アメリカ人グループのテーブルはさっさとお皿が片付けられてキレイですが、日本人グループが飲んでいるテーブルはつまんでいる途中のお皿が残っている状態になり、お店でちょっと浮きます。

店員もアメリカ人のタイミングで皿を片付けようとするので、何度も何度も

“Finished?” 「食べ終わった?」

“Not yet.” 「まだ」

を繰り返すことになります。

ある程度の都会なら、日本人はそういうものだというのが分かってもらえていると思うので、問題ではないのですが、ちょっとだけ気になりますね。

アメリカではお酌は全く気にしません。自分のペースで飲みます。

お会計も一人ひとりでチェックされてるので、基本的には個別に支払います。
(当然おごったりもします。”It’s on me.” “I’ll treat you.” 「私がおごるよ」と言います)

他の国

ドイツでは、アメリカに比べ日本人に近いお酒の飲み方をします。

豪快に乾杯して、ビールをグビグビ飲みます。

仕事返りに仲間と一緒に飲みに行ってかなりの量を飲みます。(当然人によりますが)

ビールの種類は豊富で、ドライな飲み口の物でもしっかりとした味わいがあります。
なんでもというわけではありませんが、常温でも飲んでも美味しいビールが多いです。

外ではビールやワイン等を飲んでいる人がいて、アメリカよりは気軽な感じです。

お隣は韓国について、焼き肉屋のようなところでお酒を飲む事が多いようですが、最近では日本の居酒屋スタイルのお店が流行ってきているようです。

飲み方は独特で、みんなでタイミングをとりあって飲みます。

会話の区切りが良いところや、話の落ちがついたところで、「乾杯」で一気に飲み干し、すぐにグラスに注ぎます。

また会話して、みんなで飲み干して、を繰り返します。

大人でも仲間内では、簡単なゲームをして罰ゲームで一気に飲み干すという遊びも頻繁に行われるようです。

日本のようにお酌をする文化がありますが、ビールのグラスにちょっと残っている状態で注ぐのはあまりやらないようです。

お酒に限らないですが、目上の人に対する敬意は強く、お酒の場でも同じなので、韓国でビジネスをする方は気をつけましょう。

韓国ではお会計は一番偉い人が払う傾向があります。払う方にとっては誇らしい行為なので、変に断るよりは敬意を表した方が喜ばれます。

韓国のビールは軽い飲み口の物が主流で、それに韓国焼酎などの強めの酒を入れて飲むことも多いです。
アルコールは強いですが、混ぜることでもともと薄口のビールの味わいが増すようにも感じます。

中国では、食事を楽しむためのお酒というイメージです。

日本のように、簡単なものをつまみながらお酒を飲む感じではなく、円卓の上にしっかりした食事が並び、食事をとりながらお酒をのむイメージです。

お酒は強めの白酒が好んで飲まれます。焼酎と日本酒の間でちょっと焼酎に近い感じの味です。
結構飲むので、一緒のペースで飲むと “Wasted” (酔いつぶれた状態) になりかねません。

ちなみにパーティーや貸切を除き、日本のように飲み放題があるところは海外ではあまり見ないように思います。

お手軽と言うのもありますが、きっちりと割り勘したい日本人の公平感に合っているからこそなのかなと、個人的に思います。

ちなみに「飲み放題」は英語で “All you can drink” です。
“Free drink” ではないので注意です。

外国人と仲良くお酒をたしなむために

異国の人と仲良くなり、一緒にお酒を飲めるようになると、普段話さない様なことを聞けるので、非常に興味深く楽しいものです。

まだ経験の無い人は、是非英会話を身につけて、「異文化飲みニケーション」の輪に入れるといいですね。

英会話を勉強するなら、手軽に始められて継続しやすいので学習効果があるオンライン英会話が良いと思います。過去に記事をまとめたので参考にしてください。

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