ビジネス英会話を専門的に扱っているオンライン英会話を比較します
ビジネス英会話を謳っているオンライン英会話スクールは多数存在しますが、日常英会話に毛の生えた程度のところも少なくありません。しっかりビジネス英会話を学びたいのであれば、ビジネス専門のコースがあるオンラインスクールを選ぶのが良いです。
ここでは、ビジネス専門のコースがある人気のオンライン英会話であるレアジョブとビズメイツ比較します。
先に結果を言うと
先に結果をまとめると、レアジョブとビズメイツそれぞれ下記のような人に向いていると思います。
レアジョブはこんな人にオススメ!
- 英会話力を伸ばしたい
- 講師の選択肢が多い方がいい
- 好きな教材を自由に選びたい
- 安い方がいい
ビズメイツはこんな人にオススメ!
- 英語でビジネスTipsも学びたい
- 講師を探すのが面倒
- 決めたテーマについてしっかり学びたい
- お金は掛けられる
概要紹介
詳しい比較に入る前に、それぞれのオンライン英会話スクールの特徴をおさらいしましょう。
レアジョブ
オンライン英会話の有名大手。フィリピン講師を採用したビジネスモデルの先駆け。月々+980円で一橋大学大学院 国際企業戦略研究科(ICS)の野間幹晴氏が監修した本格的なビジネス英会話コースを受けられる。
ビズメイツ
ビジネス専門のオンライン英会話スクール。ビジネス経験がある講師が多い。Hika Ito氏による動画レッスンを使うと効果的な学習を期待できる。
それではいよいよ徹底比較して行きましょう。
目次
初心者サポート
まずは初心者でも受けやすい仕組みが整っているかを比較しましょう。
初心者でも安心のレアジョブ
レアジョブは一般英会話向けを母体としていることもあり、初心者向けのサービスが整っています。
無料体験レッスン用の教材が用意されており、それらは日本語訳がついているので、慣れていない人でもどう進めればいいかが分かります。
無料体験期間中は通常有料のカウンセリングまで無料で受ける事ができます。カウンセラーは日本人なので、自分のレベルや目的にあった学習の仕方を相談すると、今後のレッスンの受け方の参考になると思います。
また、そもそも何を話したらいいか分からないという人には、「自己紹介用テキスト」「レッスンで使える表現集」等が用意されていて、初心者でもレッスンをスムーズに進められると思います。
ビズメイツはこなれた人向け
ビズメイツでは、レベル1の教材が初心者向けの教材になっています。レッスンを受けながら、レッスンの進め方を学んで行くスタイルなので、右も左も分からないという人は、はじめは少しがんばる必要があるかも知れません。
また、教材には日本語訳もありませんので、その辺も気合いが必要です。
カウンセリングもありません。
まとめ:初心者でも安心なのはレアジョブ
日本語訳ありの教材や、無料カウンセリングがついているレアジョブなら初心者でも安心して受けられると思います。
ビズメイツでもレベル別に分かれているので初心者でも大丈夫ですが、オンライン英会話の右も左も分からない人は慣れるまでは戸惑うかもしれません。
教材を比較
次は教材を比較します。レッスンの内容に直結するところなので気になりますよね。実際それぞれ特徴があるので、自分がどういったところを重点的に伸ばしたいか明確にして、よく比較検討しましょう。
教材一覧
レアジョブとビズメイツの教材を一覧にするとこのようになります。
※レアジョブは一般英会話向けの教材もありますが、ここではビジネス英会話向けのものだけをまとめています。
レアジョブビジネス | ユニット数 | ページ数/ユニット |
---|---|---|
ビジネススターター | 30 | 約4,5ページ |
初級 | 48 | 約8〜10ページ |
中級 | 48 | 約8〜10ページ |
上級 | 48 | 約8〜10ページ |
Bizmates | ユニット数 | ページ数/ユニット | ||
---|---|---|---|---|
Bizmates Program | Level1 | Rank1〜5 | 100 | 1ページ |
Level2 | Rank1〜5 | 100 | 1ページ | |
Level3 | Rank1〜5 | 100 | 1ページ | |
Level4 | Rank1〜5 | 100 | 1ページ | |
Level5 | Rank1〜5 | 100 | 1ページ | |
Other Program | 英語スキル | スモールトーク Lv1 | 20 | 1ページ |
スモールトーク Lv2 | 20 | 1ページ | ||
スモールトーク Lv3 | 20 | 1ページ | ||
ビジネススキル | 海外出張 | 20 | 1ページ | |
電話会議 | 20 | 1ページ | ||
プレゼンテーション | 20 | 1ページ | ||
ミーティング | 20 | 1ページ | ||
電話対応 | 20 | 1ページ | ||
Eメールライティング | 20 | 1ページ | ||
旧教材 | Eメールライティング(旧) | 20 | 1ページ |
バランス・ボリュームともに良いレアジョブ
レアジョブの教材は、ビズメイツと比較すると種類は少なく見えますが、初心者から上級者までをカバーできる、バランスとボリューム共に良い教材です。
ビジネススターターは、一般英会話コースでも利用できる初心者向けの教材です。英会話に自身が無い人はまずはここから始めましょう。ビジネススターターなら「「ビジネス英会話コースに入って追加でお金を払う必要はありません」」
ビジネス英会話コースでは、初級、中級、上級と分かれてます。初級はやさしめで「こんな時にどう言うか」をインプットする内容が多く、ビジネス英会話の基礎作りに向いてます。上級に行くに従い、ビジネス上想定されるシーンで自分の考えを英語で表現する訓練をする事が多くなり、応用力向上の期待ができます。
また、それぞれの級の中でなだらかに難しさが上がっていきます。「初級の序盤は簡単すぎるけど中級はまだ早い」という人は初級の中盤から始めるのもいいでしょう。
教材は1ユニットで4〜10ページ程ありボリュームも満点です。目安としてレッスン2回で1ユニットを消化、とレアジョブは言ってますが、易しい回ならレッスン1回で終わることもありますし、難しい回なら3,4回かかることもあります。自分の強いところ弱いところで時間の掛け方を調整できるので、効果的に学習できると思います。
細かくカテゴリ分けされているビズメイツ
ビズメイツの教材はBizmates Program(レベル別教材)とOther Program(目的別教材)に分かれています。レアジョブと比較すると細かく分かれていますが、1ユニットは1ページで簡潔にまとめられており、わかりやすいものの一つひとつのボリュームは少ない感もあります。
Bizmates Program(レベル別教材)
体験レッスンで行われるレベルチェックの結果に合わせて、レベル別に教材が分かれてます。
レベルは一方的に決められ、システム上他のレベルの教材は参照すらできないので注意してください。
レベル別の大まかな内容はこのようになります。
レベル1 文法やビジネスに関連する基本単語
レベル2 ビジネスで使えるワンランク上の初級会話
レベル3 より専門性の高いビジネスで使える英会話
レベル4 ビジネスディスカッション(文化的な問題等取っ付きやすいトピック)
レベル5 ビジネスディスカッション(難しめのビジネストピック)
初めはビジネスシーンを想定した英会話らしい内容となっていますが、徐々にビジネスマナーやビジネスTipsなどの学習を経て、英語でビジネスを考える実践へと移って行く流れになってます。
Other Program(目的別教材)
Other Programではプレゼンやミーティング、電話などのビジネスシーンでの目的別に教材が用意されています。
好きなカテゴリーを選んでカテゴリー間の切り替えや、Bizmates Program(レベル別教材)への行き来が自由にできます。
まとめ:ボリュームはレアジョブ カテゴリの細かさはビズメイツ
レアジョブはざっくりしたカテゴリ分けになってますが、一つ一つのボリュームがしっかりあります。また、初心者から上級者向けに広く用意されているのでバランスも良いです。
ビズメイツは、一つ一つが少ないのでやや淡白な印象がありますが、細かくカテゴリに分かれているので、自分が伸ばしたい領域に集中してレッスンを受けられます。
動画・音声教材
動画や音声教材は自主学習等で使えるので、仕事の合間や通勤時間等、空いた時間に勉強したい人には便利です。ここではそういった動画・音声教材を比較しましょう。
動画教材が強いビズメイツ
ビズメイツでは無料の教材と、有料のテキスト教材に対応する動画教材が用意されてます。(一部無いものもあります)
無料の教材は、ネイティブが自然に使うけど日本人があまり知らない表現を学ぶ事ができます。動画一つはは3分程で短めなので、気軽に見れるので良いです。日系カナダ人のHika Ito氏がネイティブの発音で話してくれるのでリスニングのトレーニングにもなります。
ビズメイツの無料動画教材
無料動画 | 内容 | 配信頻度 |
---|---|---|
Words & Phrases | ビジネス単語やフレーズの紹介 | 毎週月曜 |
For Beginners | 英会話初心者向けコンテンツ | 毎週金曜 |
Q&A | ビジネス英会話学習者からのよくある質問や、異文化に関する質問に回答 | 不定期 |
Trendy News | ニュースを解説しながらフレーズ等を説明 | 不定期 |
無料の動画は、同じくIto氏が英語で教える10分位のものです。基本的には教材に沿って、レッスン内容のポイント説明や、Ito氏とバーチャルに対話する形式の会話練習等ができる内容になっています。
レッスンの予習復習でポイントを押さえるのに使えると思います。また、Ito氏は見た目は日本人ですが英語はネイティブなので、基礎的なリスニング力をつけたい人にはいいかと思います。
一方で、動画で話しているのは基本的にIto氏一人で、聞き手に語りかける形式の聞き取りやすい英語です。そのため、ネイティブ同士の早い会話の聞き取り練習などの応用的なリスニングトレーニングには向かないです。
また、それほど高くはないですが追加料金が発生します。
ビズメイツの有料動画教材
有料動画 | 料金 | 内容 |
---|---|---|
Bizmates Program Video Lesson | 毎月980円で見放題 | 過去に学習したランクと、今学習中のランクの動画を全て見放題 (レベル1〜3のみ対応) |
Other Programs Video Lesson | 一テーマ1,980円で3ヶ月見放題 | 下記の中から一つ選んで期間中見放題 ・海外出張 ・Eメールライティング ・電話会議 ・プレゼンテーション ・ミーティング ・電話対応 |
まずは使ってみて、あまり効果がないろ思うようでしたら、動画だけやめることもできます。
レアジョブは音声教材
レアジョブには動画教材はありません。
しかし、音声教材は充実していて、ディスカッションレッスン用に、1日一本の音声教材が追加されます。
単語の説明やスクリプトもあるので、聞き取れなくともスクリプトを見ながら繰り返し聞く事で、リスニングの練習に使えると思います。
レッスンで使わなくともよいですし、追加料金は発生しないのでお得です。
内容は世界のニュースなので、少し難しめです。
また、ナレーターが一方的に話すので、きれいな英語ですが、会話の様なある意味雑な英語を聞き取るには別の教材を用意した方がいいかも知れません。
まとめ:動画教材はビズメイツが充実 音声教材はレアジョブが充実
まとめると、動画教材はビズメイツが充実しています。
レッスン内容の予習復習やネイティブが使う表現を学ぶには向いていますが、ネイティブ同士の会話等様々な状況でのリスニング力を伸ばしたいのであれば、別の教材を用意した方がいいかもしれません。
レアジョブは音声教材が充実しています。ビズメイツと比較すると、取り上げている内容がニュースなので、使っている英語のレベルは高いと思います。初心者は何度も何度も聞かないと分からないと思います。また、ナレーターが一方的に読み上げるキレイな英語なので、会話等他の状況でのリスニング力を伸ばしたいのであれば、別の教材と併用した方がいいでしょう。
教材選択の自由度
「簡単すぎる教材しかえらべず、ムダに時間を費やす」といった状況は、効果的に学習したい忙しいビジネスマンにとっては絶対に避けたいことだと思います。
ここでは、実際に受けてみないとなかなかわからない、教材選択の自由度を比較します。
ニーズ・レベルに合わせて自由に教材を選択できるレアジョブ
レアジョブは基本的に自分が受けたい教材を使えます。例えば「最近マーケティング系の英語が必要」などの今まさに必要な状況に合わせて好きな教材でレッスンできます。
後でどこを勉強したかわからなくなるのであちこち行ったり来たりしすぎるのは禁物ですが、自分に必要だと思うところを学習できるので、個人的な印象として満足感は高いです。
教材選択が制限されているビズメイツ
ビズメイツはBizmates Program(レベル別教材)やOther Program(目的別教材)等のカテゴリ間の行き来は自由にできますが、それ以外のところで選択に制限があります。
レベルは自分で選べない
Bizmates Program(レベル別教材)では体験レッスン時に決められたレベルを基本的には変えられません。簡単過ぎても難し過ぎても、基本的にはそのレベルで続けるしかありません。
例外的に、どうしてもという場合は、サポートに問い合わせて少々無理やりレベル変更もできるようです。(かんなさんのレベル変更体験レビュー)
5つのレベルが用意されており、レベルはさらに5ランクに分かれてます。1ランクには20回分の教材があり、先頭から順に進める必要があります。ですので、レベルアップのためには、単純計算でも 5×5×20=500 回程のレッスンをこなす必要があります。結構多いですよね。こうして考えるとレベルアップに時間がかかりすぎる感もあります。
目的別教材も先頭から順番に
Other Program(目的別教材)ではカテゴリー間は自由に行き来できます。しかし、カテゴリー内では先頭から順に進める形式になってます。
例えば「プレゼン」向けと「ミーティング」向けのカテゴリー間は自由に行き来できますが、「プレゼン」カテゴリーの中では自由に選べず、一つ目のユニットを終わらせないと二つ目に進めません。
一つのカテゴリーには20ユニットの教材があるので、使いたい教材があっても、そこまでたどり着くのに何日もかかったりする可能性もあります。
前から順番に消化していくので学習進捗がわかりやすいというメリットはあるのですが。。
まとめ:レアジョブは自由にレッスン教材を選べる ビズメイツはレベル設定に注意
レアジョブは自由にレッスン教材を選べます。
ビズメイツはレベルを変えられない、カテゴリ変更はできるがカテゴリ内は順番に受けなければならない等の制約があり、人によっては不便に感じる可能性があります。
教材についてのまとめ
ここまで教材に関して比較してきましたが、一旦ここでそれぞれの良い点・悪い点をまとめます。
レアジョブ
良い点
- 1ユニットが4〜10ページ程でボリューム満点
- ボキャブラリーやイディオムが充実しているので初心者でも安心
- 様々な状況を想定した問題で中上級者でも応用力向上が期待できる
- ボリューム満点なので自主学習にも使える
- 好きな教材を選べるのでピンポイントなニーズにも合わせられる
- リスニング教材が1日一つ分追加されるので充実している
悪い点
- 動画が無い
- リスニング教材は中級者以上向け
ビズメイツ
良い点
- 1レッスン分が1ページにまとめられていてわかりやすい
- Biz Tipと呼ばれるポイントがシンプルにまとめられてて分かりやすい
- ビジネスマナーやビジネスTipsを学べる
- プレゼン、電話等必要なシーンに合わせて目的別に選べる
- 動画教材(オプション料金)で予習復習できる
悪い点
- 1ユニット一ページではやや分量が少ないか
- 英会話表現やボキャブラリーの説明が少ない
- 教材は前から順に進める形式で自由に選べない
Webカメラレッスンについて
スカイプはご存知の通り、音声だけか、ビデオと音声かを選んで通話できます。
スクールによって、ビデオ通話にしてくれたり、してくれなかったりしますが、講師の顔が見えた方がコミュニケーションを取りやすいです。信頼関係も強くまるのでビデオ通話はレッスン効果もあると思います。
ここではビデオ通話をしてくれるかどうかを比較します。
ビズメイツは基本的にビデオあり
ビズメイツでは、特別な問題がない限りビデオを使ってくれます。
逆にこちら側がビデオをオンにせず、講師側だけが見えている状態でも何も言われないので、パジャマでもレッスンできます。
もしも通話品質が悪い時はビデオを切ってもらえばいいだけなので、特にデメリットもなくやりやすいです。
レアジョブはビデオを使わない講師も
レアジョブではビデオの利用は講師に委ねられてます。
全ての講師を試したわけではないのですが、実際にビデオを使う講師は半数以下かなと思います。
おそらくですが、レアジョブができた頃はまだフィリピン一般家庭の回線が細いところも多かったため、ビデオを使うと十分な通話品質が得られないこともあり、当時の「ビデオを使わなくてもいい」という講師側のポリシーが今でも残っているのではないかと想像します。
ビデオを多く使う講師に絞って検索もできるので、ビデオを希望する人はこの仕組みを利用するといいでしょう。
まとめ:ビデオレッスンならビズメイツ
ビデオレッスンがよければ、ビズメイツがいいでしょう。レアジョブはビデオを使う講師は限られてます。
学習進捗管理のしやすさ
忙しいビジネスマンにとっては学習の進度管理がしやすいと効果的な学習の助けになると思います。
ここでは、レッスンの進み具合を管理しやすいかどうかを比較します。
ビズメイツは学習進捗がわかりやすい
教材のところでも触れましたが、ビズメイツは基本的に前から順番に消化していくように想定されています。
マイページでは、その消化状況が一目でわかるように表示されるので、分かりやすいです。
レッスンをこなせば、視覚的に前に進んでいることを感じられるのでモチベーションアップにもつながります。
レアジョブはパッと見進捗がわかりにくい
一方レアジョブはどの教材をどこまでやったかはある程度自己管理しなければなりません。基本的には前のレッスンの講師が次の講師に引継ぎするようになってるので、どこまでやったか迷子になることはありませんが、一覧でみて「ここまで消化した」と見える機能はありません。
まとめ:学習進捗が分かりやすいビズメイツ
ビズメイツが学習進捗が分かりやすいです。この辺りはビジネス専門なので、しっかりできている印象です。
実力チェックテスト
英会話を始めたばかりの時は頑張りますが、慣れてくると必ず中だるみが起きます。
そんな時に客観的にレベルアップがわかるとモチベーションアップにもつながります。
ここでは、客観的にレベルアップがわかる仕組みを比較します。
レアジョブは本格的なスピーキングテスト
レアジョブでは本格的なスピーキングテストがあり、より精度の高い客観的な評価を受けられます。
採点者による偏りが無いよう、3人の試験官と1人の品質管理責任者によりチェックを受けます。ですので結果が出るまで10日ほどかかります。
CEFR-J英語力の指標に沿って判定され、参考ではありますが、TOEICや英検のスコアの参考値がわかります。
三ヶ月に一回、と言ったように定期的に受けられます。コツコツちゃんとやれば成果に出てきてうれしいものです。
ただし、スピーキングテストの受験には1回2,980円(安心パッケージに入れば1回980円)の追加料金がかかるので注意してください。
ビズメイツは数をこなしてレベルアップ
ビズメイツでは初めに簡易的なレベルチェックがあります。
その後はレッスンをこなせばランクが上がっていき、それを繰り返してレベルが上がります。
ランクアップ、レベルアップのタイミングでは習ったことをベースに簡単なテストはあります。
しかし、はじめのレベルチェックもそうですが簡易的なものですし、もしレベルアップしなければ次から受けられる教材がなくなるので、基本的にはパスできるようなものです。
まとめ:しっかりレベルアップを感じたいならレアジョブ
複数講師でしっかりテストしてくれるのはレアジョブです。ビズメイツは回数をこなしランクアップレベルアップして達成感を得られます。
講師について
レアジョブ、ビズメイツどちらも基本的にフィリピン人講師ですが、数と属性が異なるので比較します。
人数は多いがピンキリが激しいレアジョブ
レアジョブは4,000千人以上の講師を抱えており、社会人歴X年や英語講師歴X年のベテランから、学生のバイトまで講師の質がバラバラです。経歴はプロフィールから見つけられます。
教育プログラムがあるので、学生の講師でも意識の高い人は良いレッスンをしてくれます。しかし、中には一時的な資金稼ぎに考えてるようなイマイチな講師もいます。
数が多いので探せば探すほど、自分に合った講師が見つかりますので、レアジョブではいかに自分のお気に入りの講師を見つけるかが重要です。
平均点高いが数が少ないビズメイツ
ビズメイツでは基本的に社会人経験や英語講師経験のある人を講師として抱えています。
そのため、講師自身の経験を生かしたレッスンをしてくれます。一回分の教材が短めと言うこともあり、講師のアドリブが入りやすい環境下にもあると思います。
しかし、登録されている講師数は少なく、自分が受けたい時間帯で探すと実質数人程度の中から選ぶようなことにもなりかねません。
いくらビジネス経験があると言っても社会人歴3年などの講師を選ばざるを得ないこともあります。社会人ベテランな生徒の方など人によってはそんな若い講師からビジネスノウハウを学ぶことに違和感を感じるかもしれません。
まとめ:自分で講師を探せる人はレアジョブがおすすめ
ビズメイツでは平均点が高いものの、あまり選べないために結果的にイマイチな講師を選ばざるを得ないことになることもあります。
レアジョブでははじめはイマイチな先生に当たることもありますが、講師が多いので自分に合う講師を見つけて、予約しやすいかと思います。
私は自分で頑張ればいい講師の予約が取れるレアジョブの方が結果的には良いと思いますが、ここは個人の価値観にもよるでしょう。
価格
ビジネス英会話スクールの気になる価格を比べるとこのようになります。
レアジョブ | ビズメイツ | |
---|---|---|
月8回 | 5,180円 (648円) | - |
毎日1回 | 6,780円 (219円) | 12,000円 (387円) |
毎日2回 | 10,680円 (172円) | 18,000円 (290円) |
毎日3回 | 16,980円 (183円) | 27,000円 (290円) |
毎日4回 | - | 36,000円 (290円) |
レアジョブがかなりお手頃ですね。この違いは講師への給与体系と規模によるものだと思います。
価格競争力の高いレアジョブ
レアジョブはビジネスだけではなく、一般英会話からスタートした母体があるので、規模の経済を利用して、リーズナブルな価格になっています。
また、レアジョブはフィリピンでも有名で、名門フィリピン大学では多くの人が知っている仕事と言えるでしょう。講師側からみても知名度があり講師調達力が高いことも安い要因だと思います。
ちょっとお高めのビズメイツ
ビズメイツは結構高いですよね。社会人経験者が多いビズメイツでは、そういった講師を雇うために若干高めの給与水準を設定せざるを得ないのでしょう。
まとめ:価格なら断然レアジョブ
価格で比べると断然レアジョブです。ビズメイツは2倍までは行きませんがそのくらい高いです。
レッスンの受けやすさ 時間帯
レアジョブとビズメイツのレッスン可能時間はこのようになります。
レアジョブ | ビズメイツ |
---|---|
毎朝6時〜深夜25時 | 平日:5~10時, 18~25時 土日祝日:7~12時, 18~25時 |
日中もレッスンできるレアジョブ
レアジョブは早朝から深夜までレッスンできます。忙しいビジネスマンでも早朝や深夜に時間をとってレッスンできます。
また、お昼休みなどの日中に少し空いた時間にもレッスンができるので、忙しいビジネスマンでも空いたお昼休み等の時間でレッスンできます。
朝と夜だけのビズメイツ
ビズメイツは早朝からと深夜も含めて対応してますが、日中はレッスンできません。
平日はまだしも、忙しいビジネスマンがようやくフリーになる休日の日中もやってません。
まとめ:日中の空いた時間にもレッスンできるレアジョブ
レッスン時間については、日中の空いた時間にもレッスンできるレアジョブがいいと思います。
レッスンの受けやすさ 予約・キャンセルについて
急な予定や残業が入る会社員の人にとっては、直前でも予約・キャンセルができるのは嬉しいですね。
レアジョブとビズメイツを比較するとこのようになります。
レアジョブ | ビズメイツ | |
---|---|---|
予約 | レッスン開始5分前まで | レッスン開始5分前まで |
キャンセル | レッスン開始30分前まで (代講の場合は1分前まで) | レッスン開始30分前まで |
直前まで予約キャンセルできるレアジョブ
レアジョブでは、予約は5分前、キャンセルは30分前と、レッスン直前まで受け付けています。仕事が早く終わり、急に時間ができた時に予約しやすいので、空いた時間を有効に使いたいビジネスマンにはありがたいです。
また、講師側都合による講師変更があった場合は、1分前までキャンセルできます。講師変更があった時はメールで連絡がきますが、レッスン直前にマイページで気づくこともあり、そんな時に代替講師がいやなら直前でもキャンセルできて便利です。この辺りは親切ですね。
ビズメイツも直前に予約できる
ビズメイツでも直前の予約・キャンセルができ、予約は5分前、キャンセルは30分前とレアジョブとほとんど同じですね。
まとめ:レアジョブもビズメイツも融通が効く
レアジョブもビズメイツもどちらも直前まで予約・キャンセルができるので、忙しくフレキシブルな時間で仕事をとってはうれしいですね。
講師変更時の対応
講師側の都合で、代替講師が割り当てられることがあります。そんな時の対応がちょっと違います。
レアジョブは振替にできる
講師側の都合による講師変更の場合、レアジョブでは1分前までキャンセルでき、キャンセル分は振替チケットとしてもらえます。
気に入らない講師のレッスンを受ける必要は無いですし、振替チケットを使うと人気講師の予約を取りやすいので便利です。
ビズメイツは代替講師で受けないとキャンセル扱い
ビズメイツでは代替の講師が気に入らなくとも、レッスン1時間前を過ぎていたら、その講師でレッスンを受けなければなりません。
キャンセルすればその回は無しですし、欠席しても同じです。ちょっと不親切ですよね。
まとめ:講師変更時の対応はレアジョブがいい
講師変更時にはすぐに振替チケットをもらえるレアジョブが便利です。振替チケットを上手く使えば、講師変更があってもあまり気になりません。ビズメイツは講師変更があったら基本的には代替講師でレッスンを受けなければならないので、講師変更はちょっとムッとしてしまいます。
講師からコールが来ない場合の対応
予約した講師から連絡がこない場合があります。そんな時の対応を比較します。
レアジョブはすぐに振替チケットをもらえる
レッスン時間が過ぎても講師からコールが来ない場合、レアジョブではマイページにて「問題を報告」すると、その時点で振替チケットをもらえます
振替チケットをもらった後は、通常の翌日分の予約もできますし、振替チケットを使って一週間後の人気講師レッスンを予約をしてもいいでしょう。
ビズメイツではすぐに振替チケットをもらえない
ビズメイツでも同じようにマイページから問題を報告できますが、その日のうちに再度通常予約ができるようになるだけです。
もしその日のうちに予約しなければ、25時頃に振替チケットが発行されます。
まとめ:講師予約が便利なレアジョブ
すぐに発行されるか、25時に発行されるか数時間の違いに見えるかもしれませんが、実はそれ以上に結構違います。
すぐに振替チケットが発行されるレアジョブでは、すぐに翌日分の通常レッスンを予約でき、振替分はとっておくことができます。もちろんその日のうちに使ってもいいです。
ビズメイツは、問題報告後で振替チケット発行前に翌日分の予約をすると、当日分のレッスンをスキップしたのと同じ扱いになります。
逆に振替チケットが発行されるまで待ってから翌日分を予約すると、この時すでに25時を回ってますから、翌日の人気講師は予約でいっぱいになってしまいます。
ビズメイツはスクール側の都合に振り回されてしまいがちで、レアジョブの方が融通が効き便利です。
対応の丁寧さ
英会話の本質にはあまり関係ありませんが、対応が丁寧だと気持ち良く使えますね。ここでは対応の丁寧さを比較します。
プロっぽい対応のビズメイツ
ビズメイツはビジネスパーソンを専門に対象にしているため、対応も丁寧です。
例えばこのようなサービズがあります。
- レッスン90分前にはリマインドメールがくる
- レッスンを休んだ時は確認のメールがくる
- 講師からコールが来ない場合は、その理由を確認してメールで教えてくれる
結構細かくメールが送られてくるので安心感がありますね。
カジュアルな印象のレアジョブ
レアジョブは一般英会話のベースの母体の上にビジネス専門コースがあるためか、対応はややカジュアルな印象です。
講師変更の時などはメールがきますが、ビズメイツほど細かくメールはきません。
まとめ:決めの細かいお知らせが来るビズメイツ
忙しい人にとっては、いちいち連絡をくれるビズメイツは、失念防止になりますし、安心感もあるのでいいでしょう。
レッスンの質には関係ないので、そういったことをあまり気にしない方はどちらでも変わらないと思います。
自主学習のしやすさ
空いた時間に自主学習で効果的に学べることは忙しいビジネスマンにとって嬉しいと思います。ここではスクールから提供される教材を使って自主学習をしやすいかどうかを比較します。
動画で自主学習できるビズメイツ
ビズメイツでは追加料金を払えば、レッスン内容と同じポイントを動画で見られます。
レッスンの予習や振り返りをして効果的に学習できると思います。
ただし、レッスンを受けなければ次に進めない仕組みのため、動画はレッスンの代替になるものではありませんので注意してください。
また、動画はスマホアプリなどになってないので、電車の中で気軽に観れる感じではないのも注意してください。
デメリットとしては教材のボリュームが少なく、英会話としてのインプット・アウトプットの練習量は少なめです。英会話の自主学習としては教材が不足気味かと思います。
動画は無いがボリュームがあるレアジョブ
レアジョブには動画教材はないので、動画を使った自主学習に関しては全く期待できません。
しかし、1日一つ追加される音声教材があり分量も十分ですし、スマホ等にダウンロードして聞く事もできるので、リスニングの練習には困りません。
また、テキスト教材のボリュームが結構あり、自分で読みながら演習を進めるとインプット・アウトプットの練習になります。
自己学習で教材を見て、特にレッスンが必要ないと思えば、その回は飛ばして次に進めることもできます。
(レッスンを受けると新しい発見があるものなので、極力受けた方がよいですが)
まとめ:動画のビズメイツ、テキストと音声のレアジョブ
自主学習で動画を使いたいのであればビズメイツがいいでしょう。動画が必要ないのであれば、音声とテキストが充実しているレアジョブの方が自主学習教材としては充実していると思います。
期待できる効果
英会話力向上という意味では共通した向上効果があると考えられます。
しかしそれぞれ特徴があると思われますので、ここで比較します。
あくまでも私の私見であり、効果を保証するものではありませんのでご注意ください。
ビジネス英会話力に集中しているレアジョブ
レアジョブではビジネスシーンで使うボキャブラリー、イディオムはもとより、ビジネスで使う様々な書類を読んだり、ビジネスで使う思考法を行った上で、自分の考えを英語で話す訓練をします。
つまり、ビジネスで使える英会話力を伸ばす事にフォーカスされています。英会話スクールとしては王道的なアプローチですね。
ビジネスTipsに強いビズメイツ
一方ビズメイツでは、英会話自体よりも英語でビジネスを学ぶことに注力しています。日本語でも使えるようなビジネスマナーやビジネスツール、Tipsを学べます。
当然英会話力の向上も見込めますが、ビズメイツはビジネスTips的なものを学ぶ感覚に近いです。
総合評価 どんな人におすすめか
いかがでしたでしょうか。こうして見るとかなり特徴がある事がわかると思います。
最後にそれぞれの特徴から、どんな人におすすめかをまとめます。
レアジョブはこんな人にオススメ
レアジョブは王道的なのビジネス英会話です。
ビジネスシーンで使える英会話に特化しているので、英会話力を向上したい人におすすめです。
ビジネスシーンに合わせて、ある意味ビジネススキルは前提として、その中でどう英語を使うかといった傾向が強いです。
分かりやすい例では、SWOT分析を使った演習では、SWOTの説明はほどほどにその考え方や結果をどう英語で説明するか、に重きを置いているイメージです。
よって、ビジネスで自分の考えを言える英語力を身につけるのに良いでしょう。
初心者の方でも、レアジョブのボリュームある教材でしっかりとビジネス英会話をインプットできるので安心です。
こんな人におすすめ
- ビジネスシーンで使える表現をしっかりインプットしたい初心者
- ビジネスで自分の考えを英語で伝えられるようになりたい中上級者
ビズメイツはこんな人におすすめ
ビズメイツは英語でビジネススキルを学べます。使用教材のレベルが高ければ高いほどより高度なビジネススキルと英語に触れることになります。
しかし、レベルは英語力で決められるため少し問題があります。
例えば「ビジネスはベテランだけど英会話は初心者」という人は、低めのレベルで設定されるため、すでに当たり前のように身についているビジネススキルを習うことになります。
逆に「ビジネスは初心者だけど英語は自信がある」人は、高めのレベルが設定されるため、ビジネススキル的には腹に落ちずに未消化で終わる可能性があります。
よって、ビジネススキルと英会話力のレベルが同じくらいの水準なら、ビズメイツの教材ははまります。
また、低めのレベルの方が動画教材が充実していたり、多くの人が低めのレベルに設定されることを考えると、講師のレッスン慣れなどからビジネスも英語も初心者の人にオススメと言えるでしょう。
一回25分のレッスンではMBAのように深くビジネスを掘り下げて学ぶことも難しいので、高度なビジネススキルの向上を期待するのは少し無理があるでしょう。
例えばですが、「入社数年目でこれから英会話をしたい人」にはいいかと思います。
また、プレゼンや電話会議などのビジネスシーンに合わせたテーマも用意されているので、自分が弱いと思うビジネススキルを集中的に補強するのにも良いでしょう。
こんな人におすすめ
- ビジネススキルも英会話もこれから勉強していきたい若手社会人
- 英語のプレゼンや電話会議など、不得意な領域を集中補強したい人