日本の夏のと言えば、花火とスイカと「肝試し」ですね!(異論はあるでしょうが)
夜お寺や神社などひと気のない場所に行って、木の影が人に見えたり、物音が妙に怖く聞こえたり、暑い夏に肝を冷やすような思いをして楽しみます。
一方で、アメリカで肝試しは10月31日のハロウィン前後で行われることが多いようです。
雰囲気もかなり違います。おどろおどろしくゾッとするような日本の肝試しとは真逆で、ビックリ驚くような演出です。(日本が呪怨的な精神的なものに対し、アメリカのは身の危険を感じるような)
アメリカの本格的なお化け屋敷を体験
私もアメリカにいた時にそんなアトラクションに入ったことがあります。
知ったのは、地元のフリーペーパーで、10cm×10cm位の広告でいかにもアメコミ調のゾンビが書かれているものでした。
そのイベントは郊外の本当の廃屋を使って、ハロウィンの時だけ開催されているものです。
建物は三階建てで、日本のマンションにしたら20戸位は入れそうな大きな建物ですが、その建物全体がホーンテッドハウスになってました。
15ドル程の料金を取られましたが、年齢は12才以上の制限がかかってたりとかなり本格的でした。
中は基本的に暗く、一本道なのですがくねくねしているので、手探りで迷路の中を進む感じです。
ゾンビに扮した人が脅かしに来ますが、音も光もなく、気配に気づいて目を凝らしたらすぐそこにいた、というもの。
「オ゛オ゛オ゛オ゛ーー!」と叫びながらゾンビが追いかけてくるのですが、暗いので逃げられず、捕まってもしばらく「オ゛オ゛オ゛ー!」と迫られます。
事前に「ゾンビから触ることはない」と聞かされていたので、身の危険は無いのですがかなり恐いです。
目が暗闇に慣れてきた頃には、別の部屋に通され、目が眩むようなフラッシュの嵐の中でゾンビに追いかけられます。その後、また暗闇でゾンビに追いかけられるという。。。
時間にして20分位でしょうか。外に出た時は安堵感がありました。
日本にいたら、廃屋でゾンビに追われることは無いのでかなり貴重な経験だったと思います。
もし、ハロウィンにの時期にアメリカに行くようなことがあったら、こういったイベントに行って見るのもいいでしょう。ガイドブックには無い地元の楽しみ方を満喫できますよ。
肝試しに関連する英語
「肝試し」は直訳すると “liver test” (liver は肝臓)のように思われますが、これだと「肝機能テスト」のように健康診断みたくなってしまい、正しいとは言えません。
日本語の「肝試し」は慣用的に固有名詞のように扱われていますが、英語でこれにあたる固有名詞はありません。「肝試しは」英語では “test of one’s courage” や “a ghost game” と言った表現になります。
肝試し: “test of one’s courage”
お化けの出る: “haunted”
お化け屋敷: “a haunted house”
(絵本に出てくる白いシーツをかぶったような)お化け: “spook”
ハロウィン: “halloween”
ゾンビ: “zombie”
怖がらせる: “scare”
怖い: “scared”
お墓: “grave”