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まさし
30歳までは典型的な英語を話せない日本人でした
わたしはどちらかというと理系タイプで、科学や数学は好きでそれなりに得意でした。
一方、文系の教科はあまり良くなく、社会、国語はイマイチ。英語は全くダメでした。
理系にありがちなのですが、はじめのうちは英文法は理解してました。ですが、一見ロジカルに見える文法の法則も実は柔らかさがあり、それに納得できずに英語に違和感を持つようになりました。
英単語もダメでした。発音で一意に決まれば良いのに、発音が同じでも色々な綴りがあることに混乱して覚えられなかったです。
長文読解では非常に苦労した記憶があります。そもそも英文法も英単語もダメなので「読解」できるはずがありません。
英会話についてはそもそもできるできないの意識すらなかったです。わたしが子供の頃の英語の授業やテストではあまりやられてなかったためです。
今思うとあの頃の英語の授業は本当に使えないですね。
若い頃の英語の苦手意識は、社会人になると無関心に変わりました。
社会人になってから会社の推奨で受けたTOEICは350点でした。普通ならば「もっと頑張ろう」と思うのでしょうが、その時わたしはなんとも感じませんでした。
もはや英語は実生活の中で使うことはないと思っていました。むしろそう思い込んで英語を諦める理由にしていたのかも知れません。
海外への憧れ
英語は諦めていたわたしに、転機は意外なところで起こりました。
25歳頃に仕事でアメリカに行く機会がありました。アメリカの日本企業向けの仕事でしたので、仕事では英語を全く使わない出張でした。
2週間ほど滞在したのですが、現地の生活は何もかもが新しく刺激的で楽しいものでした。
ホテルの朝食は、一見安そうなベーグルでしたが、クリームチーズがたっぷりと挟んであり、しっとりとしたベーグル生地によく合い「ベーグルとってこんなにおいしくできるんだ!」と思ったほどです。
ホテルから顧客のオフィスへは大きな川を渡っていきました。日本とは違い皆生き生きと通勤する姿が、水面が朝日を反射してキラキラと光るのと合わさり「自分もこんな通勤をしたい」と感じたものです。
顧客のオフィスにはアメリカ人もいたのですが、休憩時間にしばらく外に買い物に出かけたり、残業は一切しないですぐに帰ったり、日本の労働環境とはまるで異なる仕事の仕方で驚きました。みんな生き生きと楽しそうに仕事をしていました。
休日はアメリカ人の家に招かれBBQパーティーもしました。オフィスから少しだけ離れた所の一軒家で、賃貸のようでしたが会社がほとんど払ってくれるとのこと。その一軒家の庭で以上に大きな肉をご馳走になりました。
ホテルは大きな街にあったので、美術館に行ったり、劇を見に行ったりもしました。
仕事に遊びどちらも充実した二週間を送ることができました。
オンライン英会話を始めるがイマイチなレッスンで挫折
さまざまな娯楽や食事を楽しめたというのもありますが、外国人の働き方など今いる世界とは全く別の世界を知れた貴重な経験でした。
また、そんな世界を見て「自分もいつかそんな世界に行きたい。出張ではなく、住人になりたい」と思うようになりました。
当然ですがそれには努力が必要です。しかし努力して自分の能力を上げれば海外での生活を得られる、という目標設定自体が自分のモチベーションに繋がったと思います。
思い立ったらいてもたってもいられず、英会話を勉強しようと思いオンライン英会話をはじめました。
しかし、今のようにオンライン英会話が普及する前でしたので、なかなか良いサービスがなく、言い訳のようですがレッスンがイマイチで感じ長続きしませんでした。
skypeではなく専用のツールを使いのですが、音声が良く聴こえなかったり、講師の教え方がわかりにくかったり、当時は色々な課題があったと思います。
次第にレッスンが億劫になり、しばらくしてやめました。
30歳を過ぎて一念発起
それからしばらく英語のことを忘れて数年が経ちました。その後結婚し、子供も生まれた後まで話は進みます。
英会話スクールが普及してきて、またスマホなどのIT環境も充実し英語学習が身近なものになりました。
すると30歳を過ぎた頃にふと忘れていた挑戦心が大きくなり「海外へ行って新しい生活を手に入れたい。仕事でももっと認められたい。大きなことに挑戦しよう!」と思うようになりました。
その後は2,3年必死に勉強しました。勉強法は色々と試しましたね。
まずはTOEIC対策をやりましたね。公式問題集の解説を頭に叩き込んだり、CDのリスニング問題をスマホに入れて通勤時間に何度も繰り返し聞きました。聴こえないところはスマホが擦り切れるまで聴いたと思います(笑
数ヶ月すると500点は超えるようになりました。その後はレアジョブで英会話や書籍で長文読解の訓練を主にしていたと思います。
とても辛い時もありました。「もうやめよう。やめたら自由な時間が増えて楽になる」と思ったことも当然あります。しかし、過去のアメリカでの経験を思い出し、頑張った先の成功したイメージ=自分がアメリカで働いているイメージを持ち、モチベーションをなんとか保つことができました。
また、英語はやればやるほど伸びるので、少しづつ夢に向かって進んでいる実感を持つことができたのも大きいと思います。
英語力が十分についたところで、アメリカで働く前にしっかりとビジネスのことを勉強したいと思い、会社を休職しアメリカの大学へ入学しました。MBA留学です。
社会人になってからの大学入学は試験などはないと思うかもしれませんが、アメリカの大学、特にMBAは入試があります。そこでアメリカ現地の人から勝つ必要があります。端的にいうと英語で国語と数学の試験や、論文と面接があります。
これらを英語でこなすわけですから、日本の大学入試よりも大変な試験でした。
晴れて実現した留学は素晴らしいもので、一生物の経験だったと思います。ここに書くと長くなるので細かい話はまた別の機会にしますが、大変な思いをして頑張ったかいがありました。
今の生活もその延長にあります。
このサイトにかける思い
わたしは30歳を過ぎてからコツコツと英語を勉強し、アメリカに住むという夢を叶えました。
自分の経験上、英語は継続して効果的な学習を続ければ絶対自分のものになると思ってます。
ですが、巷には英語の学校や教材があふれていて、実際あまり良くない質の低いサービスもあります。
英語学習者がはじめに質の低いサービスに触れてしまうと、英語を勉強しようとする意欲すらなくなりかねません。実際20代のわたしがそうでした。
わたしの経験から、効果のある英語学習法を共有することで、少しでも英語学習者のためになればと思いこのサイトを運営しています。
何歳からでも英語の勉強はできるという事を身をもって感じています。
私の経験をもとに、少しでも英会話を学習するみなさまのお役に立てれば幸いです。
かんな
英会話を勉強中の社会人♡年目です。
学生時代文法は得意でしたが、英会話はまるでダメでした。
英会話を勉強しながら、実際オンライン英会話レッスンを試してレビューします。
結構遠慮ない感想を書いているのでそのつもりで読んでください。