翻訳よりも正しい!誰でも正しい英語が書ける簡単本格ライティング術

自分で書いた英文や、翻訳して作った英文が正しいと自信ありますか?一見正しそうでもネイティブからみたら実は違和感があるかもしれませんよね。

ここでは簡単に誰でもでき、かつプロの翻訳家もやっている本格的なライティング術をお教えします。

まずは元になる英文を用意する

まずは、元になる英文を用意します。自分で書ける人は自分で用意してもいいです。

できない場合は、翻訳や検索を使います。ここでは試しに、メールでよく使う「ご都合はいかがでしょうか?」の英語を調べてみましょう。

  • Google翻訳   :Do your convenience would you like?
  • エキサイト翻訳 :How about convenience?
  • Google検索結果1:Is it convenient for you?
  • Google検索結果2:Will it be convenient for you?

大体の人はここでやめてしまい、どれが本当に正しいのか、よく使われる表現なのかわかりませんよね。

それでは次からが本番です。この4つのどれが一番正しそうか調べてみましょう。

英文をダブルクォートで囲って検索する

ステップ1で用意した英文が正しいのか、よく使われる表現かを調べます。やり方はGoogleで元の英文をダブルクォート(“)で囲って検索するだけです。

例えば検索する時に Is it convenient for you? と検索するのではなく Is it convenient for you? の様に で囲って検索します。

そのあと次の二点をチェックしましょう。

検索結果の数が十分にある

検索した結果数件しかない場合、よく使われる表現ではない可能性が高いです。文の長さにもよりますが、10万件ヒットすれば、よく使われる表現だと思って良いでしょう。

英語のページがたくさんヒットする

日本語のページしかヒットしない場合は、日本人の独特の間違った英語表現かもしれません。検索結果の後ろの方まで見て、英語のページがヒットしていることを確認してください。

googleの設定を変更して、英語圏が優先的にヒットするようにすると、検索結果が見やすくなります。

十分な検索数があり、それらが英語圏のサイトであれば、検索した英文はよく使われている表現と思って良いでしょう。

前後の文から使い方が合っているか見る

検索結果が多いからといって、使う状況が合っているとは限りません。ややレベルが高いですが、前後の文から、今英語を使おうとしている状況と合っているか確認しましょう。

近い表現があったら、参考にしながら直してまた検索を繰り返したりもできます。

これでネイティブがみてもおかしくない英文を作ることができます。

試しにやってみる

先ほど用意した四つの英文でやってみましょう。

  • Google翻訳:“Do your convenience would you like?”

→ 結果ゼロ。これはダメですね。

  • エキサイト翻訳:“How about convenience?”

→ 結果12,400件 英語のサイト多数。まあまあ良さそうですが、よく見ると、“How about convenience store?” 「コンビニはどう?」という文が多く、ちょっと状況が違うように見えます。

  • 検索結果1 :“Is it convenient for you?”

→ 99,700件 英語のサイト多数。これはよさそうです。前後を見ると “appointment” という表現があり、予定の調整に使われているようです。また、“Is it convenient for you if …?” と後ろに条件をつける表現が多く出てきます。

  • 検索結果2 :“Will it be convenient for you?”

→ 24,700件 英語のサイト多数。これも良さそうです。前後を見ると “When will it be convenient for you?” と、先頭に when をつけた表現が多いです。

という事で、この辺が良さそうということが分かりました。

“Is it convenient for you if …?” 「…はご都合よいでしょうか?」

“When will it be convenient for you?” 「いつご都合がよいでしょうか?」

応用編

上記ステップ2で、一文が長い場合や専門的な言葉を使っている場合は、表現が正しくてもあまり検索結果にヒットしません。

ですが、すこし工夫するだけでもっと精度があがります。

一文を短くする

文節が複数ある場合は、文節毎に区切って検索しましょう。

主語と動詞が一回づつしかない文にするイメージです。

できるだけ単純にする

主語は I にする。動詞は原型にする。固有名詞は使わなず、一般的な名詞に置き換えます。はじめは難しいかも知れませんがコツをつかむと簡単です。

まとめ

いかがでしょうか?

多くの人が Google 検索はしていると思いますが、ダブルクォートをつけて有効に活用している人はあまり見かけません。

検索に仕方が間違っていると、いかにも「検索した」英語になりがちです。

正しい検索術を身につけ、一気にネイティブの自然な表現を目指しましょう。

今日からすぐにできるので試してみてください。