最近は、海外から買い物をすることも多くなってきたのではないでしょうか?
海外のブランドは、日本で買うよりも海外で買って転送サービスを使ったりすると、30%〜70%オフで買えたりします。
送料を入れても、日本で買うよりもスゴく安くなります。
でも、実際海外から通販で買う時に不安になるのが、英語の住所の書き方です。
基本的なことは分かっていても、「番地ってどう書けばいいの?」という人は多いのでは無いでしょうか?
初心者ならなおさら、「間違ったら届かないんじゃ」「もし届かなかったら諦めるしかない」とか思いますよね。
いろんなところで書き方が紹介されてますが、人によって説明がバラバラでどれが本当か悩んでしまいます。
そこで「こう書いたら間違いない!」という、英語の住所の書き方をまとめようと思います。
今回英語にする住所
今回英語化するのは、適当に作った下記の住所にします。
〒779-5315 徳島県三好市山城町引地 1-2-3 ガーデンビュー山城 101号室
アパート名が入っている、最も長い形式です。
※アパート名が無い住所の場合は、アパート名のところを無視すれば大丈夫です。
基本的ルール
英語の住所の書き方の基本ルールを簡単に言うとこのようになります。
- 元の日本語住所を小さい固まりに区切る
- 区切ったものを逆からローマ字で書く
- 固まりの間には “,” 「カンマを入れる」
- 最後に Japan を入れる (実は一番重要)
それではそれぞれ見ていきましょう。
元の日本語住所を区切る
まずは元の日本語の住所を区切りましょう。この区切り方が人によってバラバラなので、ちょっと混乱してしまいます。
そもそもの話ですが、実は日本の住所はこのような構造になっています。
まぎらしい日本の住所構造
区分 | 補足 |
---|---|
郵便番号 | |
都道府県 | |
支庁 | あまり使われてなく、北海道だけにあります。 |
郡 | 町村の時だけ使います。 |
市 | |
特別区 | 京23区のことで、市と同じ扱いです。 さいたま市などにある「北区」等は、下の「字」の区分にあたります。 |
字(あざ) | 「XX町一丁目」等にあたるところです |
番地・号 | 「2番3号」等の部分です |
建物名 |
この区分で分けてもいいですが、めんどくさそうです。
特に、よく使う「一丁目」等の部分が「字(あざ)」とかいう普段聞き慣れないものに分類される等、分かりにくいですよね。
分かりやすい区切り方
ここでは、一番分かりやすく、まぎれが少ないと思う区切り方を紹介します。
[元の住所]
〒779-5315 徳島県三好市山城町引地 1-2-3 ガーデンビュー山城 101号室
区分 | 例 |
---|---|
郵便番号 | 〒779-5315 |
都道府県 | 徳島県 |
市区町村1 | 三好市 |
市区町村2 | 山城町 |
町域 | 引地 |
番地 | 1-2-3 |
建物名 | ガーデンビュー山城 |
部屋番号 | 101号室 |
ポイント
住所によっては、「市区町村2」が無いものもありますが、その場合は無視してください。無いものと思っていいです。
また、細かい事を言うと、通常日本の住所では、「字(あざ)」が 「山城町引地一丁目」まで、「番地」が「2-3」のように区切られています。
しかし、英語にする場合は「1-2-3」を一つの固まりとした方が分かりやすいので、この分け方にしましょう。
区切ったものを逆からローマ字で書く
次に、区切ったものをそれぞれローマ字にして行きます。
皆さんご存知の通り順番は逆からなので、部屋番号からローマ字にしていきましょう。
部屋番号
元の部屋番号は「101号室」です。
英語版では部屋番号の先頭に「#」をつけ、その後に番号だけ書きましょう。
101号室 → #101
こうすると、後で出てくる「丁番地」の数字と区別しやすく、配達する人にも分かりやすいです。
部屋番号やアパート名は間違うと違うところに配達されかねないので注意したいところですね。
ポイント
部屋番号は#と数字だけにする!「号室」は不要!
建物名
次は建物名です。
元の建物名は「ガーデンビュー山城」です。これをローマ字にします。
ローマ字に変換する方法がいくつもあるのですが、この部分は主に配達する人が見るので、分かりやすい書き方がいいです。
そのままローマ字にすると Gadenbyuyamashiro となり、ちょっと見ずらいですね。
また、ガーデンは英語ですから、Gaden とローマ字ではなく、Garden のように英語にすると見やすいです。ビューも View ですね。
単語の間はスペースを入れて Garden View Yamashiro と書くと分かりやすいですね。
※単語の先頭は大文字にしましょう!
ガーデンビュー山城 → Garden View Yamashiro
部屋番号の後ろにカンマをつけて、建物名を追加しましょう。
#101, Garden View Yamashiro
ちなみに
ちなみに、あまり知らない単語が入ってる場合、正しい綴りが分からないこともあるかと思います。
例えば「メゾン」は Maison 、「シャトー」は Chateau 等です。
こんな場合は、思い切ってローマ字読みのまま書いても届きますので、分かりさえすればそれほど神経質にならなくてもいいと思います。
メゾン → Mezon
シャトー → Shatou
ポイント
建物名をローマ字にする時は配達する人に分かりやすく。
でも、配達する人も日本人なので、ローマ字べた書きでも分かるので大丈夫。
番地
次は番地です。細かい事を言うと、本当は「丁目、番地、号」が入ってますが、面倒なので番地と呼びましょう。
そして、実はここが一番間際らしいです。
元の番地は 1-2-3 です。これを単純にひっくり返して、3-2-1 とすると間違いです。
1-2-3 はひとかたまりと考えて、そのまま上から 1-2-3 で大丈夫です。
1-2-3 → 1-2-3
あくまで番地は「ひとかたまり」だと思いましょう。
そうしたら、先ほどの建物・アパート名の後にカンマをつけて区切ってから番地を追加しましょう。
#101, Garden View Yamashiro, 1-2-3
ちなみに
日本語でも番地の書き方は、いろいろありますね。1丁目2-3、1丁目2番3号 などなど。
そういった場合も、1-2-3 として書くのが一番簡単で覚えやすいです。
また、番地と部屋番号が一緒になり 1-2-3-101 と書かれたりする場合もありますね。
この場合も、はじめにやった区切り方の通り、部屋番号は 「#101」 のように独立して書き、番地は 「1-2-3」 と書きましょう。
1-2-3-101 → #101, 1-2-3
ポイント
番地は日本の住所と同じ順番!あくまで「ひとかたまり」だと考えましょう。
町域
元の町域は「引地」ですね。ローマ字にしましょう。
引地 → Hikichi
難しくないですね。そうしたら、先ほどの番地の後ろにカンマをつけて続けます。
#101, Garden Yamashirocho Hikichi, 1-2-3, Hikichi
市区町村2
市区町村2は「山城町」ですね。これも素直にローマ字にしましょう。
山城町 → Yamashirocho
どんどん、後ろにつけていきましょう。
#101, Garden Yamashirocho Hikichi, 1-2-3, Hikichi, Yamashirocho
市区町村1
市区町村1は「三好市」です。どんどんローマ字にしましょう。
三好市 → Miyochishi
また、カンマで区切って続けます。
#101, Garden Yamashirocho Hikichi, 1-2-3, Hikichi, Yamashirocho, Miyoshishi
ちなみに
市区町村は、人によっては、shi(市), ku(区), cho(町), son(村) の前に “-“(ハイフン)を入れる人もいます。
Yamashiro-cho, Miyoshi-shi
入れてもいいですし、入れなくてもいいです。なるべく簡単に覚えたい人は”-“(ハイフン)無しで覚えましょう。
都道府県
都道府県は「徳島県」です。ローマ字にする時は、県は取ってしまいましょう。
徳島県 → Tokushima
かんまで区切って後ろに追加します。
#101, Garden Yamashirocho Hikichi, 1-2-3, Hikichi, Yamashirocho, Miyoshishi, Tokushima
ちなみに
「県」をつけても大丈夫ですが。。。「東京都」を英語で何と言うか思い出しましょう。Tokyoto とは言いませんね。「京都府」は Kyotofu とは言いません。
しかし、北海道は Hokkaido のようにドウをつけますがこれだけ特殊です。
郵便番号
次は郵便番号ですね。もう終盤です。
日本語では 〒779-5315 ですが、郵便マーク「〒」は消します。
〒779-5315 → 779-5315
郵便番号もカンマで区切って住所の後ろに追加します。
#101, Garden Yamashirocho Hikichi, 1-2-3, Hikichi, Yamashirocho, Miyoshishi, Tokushima, 779-5315
ちなみに
ちなみに、郵便マークは日本独特な記号です。郵政省の全身である逓信省(ていしんしょう)の「テ」から作った記号と言われています。
英語圏の人は「テ」や、まして逓信省などは知ったことでは無いので、この郵便マークは英語では使えません。消しましょう。
また、779-5315 の “-“ハイフンは、無くてもいいです。海外の通販サイト等で入力する時に数字以外の入力ができない事がありますので、そのときは 7795315 と書きます。
Japan を入れる 一番重要です!!
ここまでで一通り、日本語の住所を英語化してきて終わった気分になりそうですが。。。ちょっと待ってください!
海外とやり取りするので、どこの国かが分からないと配送されませんよ。
ですので、最後に必ず Japan をつけましょう。これが無いといったいどこの国宛か分かりません。あなたが買ったものはカンボジアに行ってしまうかも知れません。
#101, Garden Yamashirocho Hikichi, 1-2-3, Hikichi, Yamashirocho, Miyoshishi, Tokushima, 779-5315, Japan
これで英語の住所が完成しました!
ちなみに
Japan が無いと届かないと思ってください。
逆に言うと、最後にJapanと書きさえすれば、まずは日本に配送されます。日本に来ればその後の住所を読むのは日本人ですので、多少の不整合や間違いがあってもなんとか届くものです。
海外通販サイトでの入力の仕方
さて、英語の住所は準備できましたが、海外の通販サイト等で住所を入れるときの項目の意味が分からないと入力できませんね。
よくある海外の住所入力フォームを例にして、入力方法を紹介します。
下記は、よくあるフォームの入力項目例です。
- Room No.
- Building
- Street
- Address 1
- Address 2
- City
- State
- ZIP Code
- Country
基本的には、順番に埋めて行けば、多少項目の意味と合ってなくても大丈夫です。特に前半は人によっては書き方が分かれるところだと思います。
一つの書き方の例を紹介します。
Room No., Building, Street まで
Room No. は部屋番号、Building は建物名と分かりやすいですね。
Street について。海外の住所には通りの名前がついていることが多いのですが、日本ではあまりありませんね。
ですので、Streetには番地を記入しましょう。
ちなみに
“,”(カンマ)は区切りを表すものです。それぞれの入力項目がある場合は、区切り位置は明確ですので、無理矢理カンマをつける必要はありません。
(例)
誤 Room No. #101,
正 Room No. #101
Address1とAddress2
Address1が入力必須、Address2は入力しなくともよい場合が多いと思います。
住所が長ければ Address2を使えばいいですが、住所が短い場合は無理に使う必要もありません。
特に、上記のように Room No., Building, Street の入力欄がある場合は、おそらくAddress2は使わないでしょう。
ですのでAddress1は「町域」と「市区町村2」を “,” で区切って入力しましょう。
City
ほとんどの入力フォームにあります。ここには市区町村1を書けば間違いありません。
State
アメリカのサイトであればStateとありますし、他では、ProvinceやRegion、Prefecture等と書かれているところもあります。
ここには、都道府県を記入しましょう。
ちなみに、選択形式になっていて、日本の都道府県を選べない場合があります。
その場合は都道府県を入力する所がありませんね。こんなときは、一つ前の入力欄に “,” で続けて都道府県を書きます。
例えば、City の欄に 「市区町村1」,「都道府県」と書きます。
Zip Code
これは郵便番号の事です。他に、Zip や Postal Code等のように書かれていることもあります。
Country
これは国ですね。選択形式になっていることが多いので、Japanを選びましょう。
世界各国から選ぶのが大変ですが、国名のリストが出ているところで、キーボードの”J”を押すと、Jamaica(ジャマイカ) を指してくれたりします。たいていその下にJapanがありますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一番大事な事は「最後にJapanを付けること」です。
あとは、配達する人は日本人なので、分かりやすく書く様にしましょう。
はじめは不安ですが、一度成功すれば、後は海外通販ライフを楽しめますよ。