翻訳サイトと言えば Google 翻訳が有名ですね。
Google翻訳は自動翻訳で機械的に翻訳します。
ひと昔前はかなり不安な翻訳でしたが、今ではだいぶ精度が上がってきました。
しかし、
- 専門的な表現の翻訳
- 長い文章の翻訳
等のレベルが高い英語ではまだちょっと不安な英訳になってしまいます。
そんな専門的で長い文章の翻訳に適しているのが今日紹介する「Linguee」です。
「Linguee」とは
Linguee と Google 翻訳の一番の違いは、翻訳の方法です。
Google 翻訳は機械的に翻訳します。
Linguee は機械的な翻訳ではなく、あらかじめ二言語で書かれた文章を基にして訳を表示します。
例えば日本語を入力すると、その表現を含む日本語文章と英語文章が表示されます。
また、その表現だけでなく周辺の文章を含めて表示されるので、文脈全体の中でどう使うべきか大変参考になります。
検索結果に表示される文章は、ネット上にある文章の中から厳選されたもので、総数の0.01%だけが使われています。
0.01%と言うと少ないですが、母数が1兆!らしいので厳選された文章は1億です。なんだかスゴい数ですが、本当にスゴいのは翻訳です。
実際 Linguee を使ってみる
実際やってみましょう。
例として、契約書等によく書かれている「〜を含むがこれに限定されない」という表現を調べます。曖昧に見えて、しかしなんと堅苦しい表現でしょう。
まずはGoogle翻訳を使ってみましょう。
結果は
“Although it is not limited to including”
でした。これでは「含むことを限定しないが〜」でなので、本来欲しかった英訳とは違いますね。
それではLingueeではどうでしょうか?
検索ボックスに入力して検索します。
するとこのような結果が表示されます。
たくさん英文が表示されますが、検索した表現はマーキングされるのですぐにわかります。
“including, but not limited to”
“including, without limitation”
などが良さそうですね。
そればかりか、これの前後の文章がわかるので、全体の文脈の中での使い方が分かります。
まとめ
いかがでしょうか。
Linguee は基本的にかなり使いやすいですが、このような時により効果を発揮します。
- 専門的な表現を訳したい
- 長い文章の中での自然な使い方を調べたい
簡単な表現なら google翻訳でもいいのですが、ちょっとレベルが高い英訳ならLingueeを使ってみてください。
それにしても”〜を含むがそれに限定されない”と言う表現は曖昧さがあって日本語らしいなと思ってましたが、英語でも使われるんですね。
Lingueeでもダメなら
Lingueeを使っても自分で書きたい英文がわからないと言う方には、オンライン英語添削のアイディー(IDIY)もおすすめです。ネイティブや日本人プロが解説付きで添削してくれるので、急なビジネス英作文や日々のトレーニングにも使えます。