オンライン英会話の落とし穴

オンライン英会話は街中英会話スクールよりも全然安いし、マンツーマンでたくさん話せるのでお得と思われるかもしれません。

しかし、実は大きな落とし穴があります。

ネイティブ講師じゃないから?

講師の品質でしょうか。カリキュラムの品質でしょうか。

いいえ、違います。

これらは自分の目的に合っていれば、メインのページで紹介しているように、費用対効果はかなり高いと私は思います。

実はオンライン英会話側の問題ではなく、別の受講者側の問題があります。それはオンラインが安いからこその問題です。

受講者側の問題とは

それでは、オンライン英会話に月々数千円払うのと、街中英会話スクールに一括で数十万円払うのとでは何が違うのでしょうか?

一回で大金払うのはちょっと・・・と思う人は、気軽に始められるオンライン英会話を選ぶでしょう。

そんな人はレッスンを続けるとどうなるでしょうか。

はじめは良い緊張感があり、話せると嬉しくなるので頑張るものです。

でも慣れてくると「今日は忙しかったし、一レッスン100円ちょっとだから休もう」のように考えるようになります。

一回休むと、休みの間隔が長くなり、今月は一回も受けなかった、という状況にもなりかねません。

そうなると次月からは休会になるのは目に見えてます。

一方で、街中英会話スクールの方はどうでしょうか。

一回の料金が4,000円くらいするところもあり、一回でも休むともったいないので、忙しくても休まずなんとか行こうとするものです。

結果、オンライン英会話はダメ、ちゃんと勉強するなら街中英会話スクールに行け、と言われるようになります。

オンライン英会話はダメなのか?

それは NO です。私は実体験からオンライン英会話も十分効果を出せると思います。

上記の行動の違いは何だったのでしょうか。

それは、英会話を始める時の「英会話をものにしてやる」という「覚悟」の違いが、支払額や支払い方法の柔軟性に対する「価値の捉え方」の違いに影響を与えているように思います。

それによるはじめの意思決定が、高額な授業料を支払ったという形で「楔」になって、モチベーションを支えているのだと思われます。

大げさに書いてますが、簡単に書くと

  1. 英会話を始めるとき「頑張るぞ」⇨「いっぱい払ってもいい」
  2. 英会話に慣れてきた時「払ったから頑張らないと」

となる感じです。
(これでは理由と行動が逆転してて本末転倒ですね)

大切なのはかける「お金」よりもかける「時間」

私は覚悟を決めて、お金をかけろと言いたいのではありません。

もっと大事にして欲しいのは、時間です。

本当に英語力を伸ばしたいのであれば、オンラインであれ街中であれ、忙しくても目標に向かって続けられます。

途中苦しくなったら、何のために英会話をはじめたのか、もう一度考えてみるといいでしょう。

海外の大学に行きたい、海外で働きたい、海外旅行を楽しみたい、職場で見返してやりたい、何かしらの思いがあったはずです。

英語はダラダラと勉強しても効果的ではありません。覚悟を決めて、時間をかけて勉強することが大切だと思います。

オンライン英会話と街中英会話スクールはどっちがいいの?

上記の通り、オンライン英会話が悪いわけではありません。

それではオンラインと街中英会話スクールではどちらが良いのでしょうか。

これは一概には言えず、目的や学習スタイル、相性、それに当然予算も考慮して選びましょう。

大切なのは、決して覚悟の量だけで選んではダメということです。

頑張りたいから英会話スクール、頑張りたいけどとりあえずオンライン英会話、という選択ではよくありません。

無料体験レッスンを受ける時は「試しに受けてみよう」よりも、勉強すると心に決めた上で「どれが自分に合ってるか評価する」つもりで受けると効果的です。

このサイトにもいろんなスクールの情報を載せているので、スクール選びのお役に立てればうれしいです。